4月6日、『Ziuaveche』や『Wowbiz』など各メディアは「元ルーマニア代表FWアドリアン・ムトゥは、バーでサビン・イリエと乱闘し怪我を負った」と報じた。
かつてパルマで中田英寿、アドリアーノと共に強烈なトリデンテを形成したことで知られているアドリアン・ムトゥ。
その後はチェルシーやユヴェントスなどでプレーしたが、覚醒剤に手を出すなど多くのトラブルを起こし、監督の顔をMr.ビーンにコラージュしたことで代表からも追放され、最終的に今年1月に現役引退を発表した。
記事によれば事件が発生したのはルーマニアのレストランで、当事者はムトゥと元ルーマニア代表FWアドリアン・イリエの弟に当たるサビン・イリエ(サビンも代表歴こそないが国内外で活躍した名選手)。
目撃者の証言によると、酒に酔ったムトゥは「アドリアン・イリエは偉大な選手ではない、ルーマニアのために何もしていない」と発言したという。それに激高したサビンがムトゥに殴りかかり、乱闘に発展したとのことだ。
ムトゥはこれによって唇に裂傷を負い、サビン・イリエは目の周りにいくつかのアザが出来るなどの負傷をしたという。
目撃者の証言
「彼らは酒に酔ってサッカーの話をし始めるまでは全てが順調だった。
ムトゥが発端だった。彼はアドリアン・イリエが偉大な選手ではなく、ルーマニアのために何もしていないと話した。我慢できなくなったサビンは飛びかかった。
とにかく、あらゆる意味で醜いスキャンダルだった」