パス回しの練習メニューとして知られる“ロンド"。

日本では“鳥かご"などと呼ばれるこのトレーニングは、外側に位置した選手たちが自由にパスを回し、内側に位置する“鬼"役の選手たちがそれを奪いにいくというもの。

プロクラブではトレーニングメニューとして取り入れられているが、サッカーに触れたこのある少年少女なら誰しも遊びで経験したことあるだろう。

パス回しに絶対の自信を見せるバルセロナも、もちろんこのトレーニングを行っている。しかし、バルセロナではこれくらいの大人数でこのロンドを実践しているようだ。

一般的には少人数(4-6人)で行うイメージのあるロンドだが、バルセロナのこのメニューでは14-15人がパスを回している。

おそらく「1タッチ」という制限があるのだろう。選手たちは全て1タッチでボールを回し、隣の選手との距離は1-2mほどとかなり密集した円型を描いている。

一方、これに対して鬼役の選手はネイマール、セルヒオ・ブスケツ、セルジ・ロベルトの3人。圧倒的な数的不利にやはり苦戦しているよう。

これだけの大人数にすることで鬼役は予めポジション取りをする位置がある程度固定され、より実践に近い形でプレッシングの術を習得できるのかも?そう考えると、パス回しではなくプレッシングに重きを置いたトレーニングなのかもしれない。

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