4月3日、『Gazzetta dello Sport』は「パレルモに所属しているFWパウロ・ディバラの関係者は、国内や海外から大きなオファーがいくつも舞い込んでいると明かしつつ、イタリア残留が最優先であると話した」と報じた。
今季パレルモで大ブレイクを果たしたアルゼンチン出身のドリブラー、パウロ・ディバラ。現在契約は2016年夏までとなっており、パレルモ側は延長のアプローチを行ったことも明らかになっているが、選手側がそれを拒否している。
パレルモのザンパリーニ会長はかつては放出を拒否していたものの、徐々に適切な価格であれば売却すると言ったニュアンスに変化してきており、今夏の移籍はほぼ確実だろうと言われている。
『Gazzetta TV』 に出演したディバラに近い代理人のグスタボ・マスカルディ氏は、彼に対しては多くのオファーが舞い込んでいることを明かしている。
メディアではこれまでユヴェントス、ローマ、インテルが彼に興味を持っていると報じていたが、それらによるものかどうかは言及されていない。
また、ローマに所属しているフアン・マヌエル・イトゥルベ(エージェント会社がディバラと同じである)に対してもイングランドからオファーがあることを明かしており、今夏の移籍の可能性を示唆した。
グスタボ・マスカルディ代理人
「彼はイタリアに残るだろう。セリエAで成長のプロセスを継続させていくことが最優先だ。我々は重要なオファーを受け取っている。それは海外からも含めてのものだ。特に一つの英国のクラブから来ている。また、そこには2、3のイタリアからのオファーが含まれている。
(インテルのマンチーニ監督がディバラに言及したが)
彼がディバラのような選手の事を良く言うのは普通の事だ。ただ、ザンパリーニが設定した評価を上回る金額を出すのは簡単ではないよ。
(ナポリは?)
アウレリオ・デ・ラウレンティスはイタリアでは最高の会長の一人だ。彼とビジネスをすることは好ましいが、大きな努力をする必要があるだろうね。
(イトゥルベについて)
彼はローマの選手だ。しかし、怪我のために困難なシーズンになった。ローマのスタッフは彼を理解していないし、信頼していない。ほとんどスタメンでは起用されていない。
チームを離れることが出来るか? イングランドからいくつかの非常にいいオファーがある。今季終了後にどうなるかはクラブがどのように決断するかにかかっている」