昨年のブラジルW杯、ベスト16でブラジルにPK戦の末敗れたものの、アグレッシブなスタイルで再び印象的に残る戦いぶりを見せたチリ代表。今年、24年ぶりに地元で開催されるコパ・アメリカでは悲願の初優勝を狙っている。

そのチリのエース、アレクシス・サンチェスが3月29日に行われたブラジル戦で魅せた!

ロングボールをジャンプしながら見事な胸トラップでスペースに落とすと、最も警戒する選手に対するブラジルの激しい守備に遭う。

しかし、細かいタッチと強靭な足腰でそれをかいくぐり、なんとドリブル突破。サンチェスの個人技で一気に大チャンスかと思われたが、その直前にレフェリーがブラジルのファウルを判定しており、この表情である。

確かに、これは流してほしい場面だった。

他にもこんなトリッキーな“バックパス"を披露。

過去にロナウジーニョやクリスティアーノ・ロナウドなども見せた「背中パス」。彼の発想の豊かさとともに調子の良さがうかがえるプレーだ。

この日もキレキレだったサンチェス。1試合を通したプレー集は次ページで。

【次ページ】相変わらず攻守に渡って印象的なプレーを披露