バルセロナとの大一番にに敗れたレアル・マドリー。一時は敵地で同点に追いついたものの、ルイス・スアレスにゴールを奪われ1-2と敗れた。

2015年に入って以降、やはりどこか元気のないマドリー。これで今年に入りすでにリーグ戦で4敗目となり、長くキープしていた首位からも陥落した格好だ。UEFAチャンピオンズリーグでもベスト8に進出したものの、シャルケ戦ではホームで3-4と競り負けた。

組み合わせ抽選会の結果、次はアトレティコ・マドリーとの対戦が決定したが、今シーズンアトレティコとは6度対戦し1度も勝利していない。公式戦22連勝という破竹の快進撃を見せていたマドリーだったが、その勢いは陰りを見せている。

最大のライバルに敗れ、少し嫌な流れでインターナショナルマッチウィークを迎えることになったマドリー。そのことにサポーターもさぞかしフラストレーションを溜めていたのだろうか。クラシコから一夜明け、一部のファンがあまりにも醜悪な行為に及んでいたようだ。

こちらは、マドリーのトレーニング施設があるバルデベバスで撮影された映像。施設からマドリー選手たちが車で出てくるところなのだが、2人の男性がギャレス・ベイルの愛車であるベントレーをつついたり蹴ったりするシーンが収められている。

2013年夏、100億円以上とも言われる破格の金額で移籍してきたベイルの最近の活躍に納得できていない様子であり、"puta"というかなり汚い言葉を浴びせているのが分かる。

それだけではない。

彼らはヘセやセルヒオ・ラモスが運転する車に近付き停車するよう呼びかけると、執拗に何かを問い詰め始める。彼らの車に危害を加えることはなかったが(ヘセの車は殴られたような音もする)、選手たちにとってはさぞかし恐怖であったに違いない。

英国『Mail Online』は、これらの男性の中にはマドリーのファンクラブに属している者もいたと伝えている。これがサポーターによる行動だというのはにわかに信じがたいが、ベイルの車がファンから危害を加えられるのはこれが初めてのことではない。昨年9月にも、おそらくはサインに応じなかったことに腹を立てたファンが同様の事件が起こしている

なお、ベイルの愛車はベントレーの「コンチネンタルGTCスピード」。価格はおよそ2800万円ということだが、仮に修理代を請求されたらこの男性たちは支払うことができるのだろうか・・・。

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