3月6日、『Gazzetta dello Sport』は「ユヴェントスのチリ代表MFアルトゥロ・ビダルは、幼少時の貧困について話した」と報じた。

チリ代表として活躍し、レヴァークーゼン、ユヴェントスで世界最高クラスの選手へと上り詰めたビダル。叔父によって才能を見いだされ、名門コロコロの下部組織に入団し、頭角を現した。

ビダルの父親は彼が5歳の時に離婚しており、母は4人兄弟を女手一つで育てたことで知られている。労働者階級、しかも片親という彼の家族は決して裕福ではなく、苦しい生活を強いられていたという。

アルトゥロ・ビダル

「カルロス・テベスと同じように、僕の人生のスタートも厳しいものだった。しかし、それが僕のプレーを良くしてくれた。

家族は食べるものすらなかった。僕たちは4人兄弟だったので大変だった。母は我々に食べ物を与えるために一日中働いた。ある日は仕事があって、食事が出来た。次の日に仕事がなければ、何も食べられなかった。寒さを凌ぐため、我々は固まって眠った。

でも、僕は自分のサッカーでの才能を知っていた。この足で我々を助けられると。13歳の時、僕は母に『サッカー選手になりたい』と話したよ。

結婚したとき、そして子供が生まれたときは人生で最高の日だった。物事がうまく進んだのであれば、皆家族に恩返しをしなければならない。できる限りの全てをね」

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