ハンブルガーSVに所属するラファエル・ファン・デル・ファールトが今シーズン限りで退団することになるようだ。オランダ『NOS』が伝えている。

1983年2月11日生まれのファン・デル・ファールトは現在32歳。

アヤックスのアカデミー出身の攻撃的MFで、トップチームに昇格後その名を欧州中へと轟かせる。その後、ハンブルガーSVやレアル・マドリー、トッテナムを経て、2012年には再びハンブルクの古巣へと復帰。オランダ代表としても多くの国際大会に出場しており、通算109試合出場は史上4位の記録である。

さて、そんなファン・デル・ファールトとハンブルガーSVの契約は今夏までである。キャプテンを務めクラブに長く在籍する選手ではあるが、クラブに契約延長の意思はなく、契約満了によりこの夏放出することが濃厚となったようだ。

昨シーズンは入れ替え戦の末、辛くも残留に成功したハンブルガーSV。

しかし、今シーズンもブンデスリーガでは苦戦しており、第22節終了時点で14位につけている。ファン・デル・ファールトはここまで15試合に出場し4得点をあげているが、350万ユーロ(およそ4億7200万円)とも言われる高額のサラリーに見合った活躍はできていないと判断したようだ。

仮に契約満了による退団となれば、ファン・デル・ファールトの獲得には移籍金が発生しない。そのポテンシャルは疑うまでもなく、32歳になった今で十分活躍が計算できる選手だけに今後の動向に注目が集まりそうだ。

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