2月19日、『The Star』は「連盟側とリーグ側の対立によりサッカー活動が止まっているケニアは、FIFAに活動停止処分を受ける可能性がある」と報じた。
東アフリカでは強豪の一つであり、2013年にはCECAFA(中央&東アフリカ)カップを優勝したディフェンディングチャンピオンであるケニア。国内のケニア・プレミアリーグも、アフリカの中では比較的安定した大会である。
しかし今年はこれまでにない危機が迫っており、昨年開幕戦が行われた2月半ばを迎えても(ケニアは春秋制)まだリーグの形式が決まっていない。
ケニアサッカー連盟側は、昨年に2チームを加えて18チームでの開催を提案していたものの、リーグ側は16チームで継続させることを要求しており、互いに引けない状況になっている。
その原因はスポンサーマネー。リーグは年間500万ドル(およそ5億9000万円)の収入がありさらなる拡大を目指すも、各クラブ側は分配金の減少を危惧している。
これを調停するために現在政府側が動きを見せているが、FIFAは各協会に対して政府からの干渉を受けることを禁じている。
ケニアでは2006年にはケニアサッカー連盟(KFF。現在の連盟はFKFであり別組織である)が政府からの干渉を理由にFIFAから追放され、のちに解散している。