2月20日、イングランド・プレミアリーグのチェルシーは「パリの地下鉄で発生した人種差別的行為について、さらに2名のファンを入場禁止処分とした」と公式発表した。

先日、UEFAチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦を応援に訪れたチェルシーファンが、パリの地下鉄で人種差別的行為を行ったことが大きな話題となった。

乗り込もうとする黒人男性を突き飛ばすように排除し、「おれたちは人種差別主義者だ」と歌っている場面は世界中を駆け巡り、サッカー界に留まらない大きな騒動に発展した。

これを受けてチェルシーは先日関与したと考えられている3名のファンを一時的に入場禁止とすることを発表。さらに今回2名がそれに追加され、処分を受けたのは合計5名となった。今後、事件関与したという十分な証拠があると判断され次第、永久追放となることが発表されている。

また、監督のジョゼ・モウリーニョ氏もこの事件を受けて謝罪の声明を発表。被害者となったスレイマヌ氏が来月行われるセカンドレグでスタンフォード・ブリッジに招待されることも決定している。

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