2月14日、『FOX Sports』は「カタールのワールドカップ組織委員会局長を務めているハッサン・アル・タワディ氏は、汚職疑惑を伝える報道が偏向していると批判した」と報じた。
2022年に予定されているワールドカップの開催権を獲得したカタールであるが、その後様々な問題点が報じられてきた。
夏には50度に近くなる気温、労働者の人権問題、そしてアメリカの弁護士マイケル・ガルシア氏が入札にまつわる汚職を調査した「ガルシア・レポート」。開催時期すらも意見が分かれる中、アル・タワディ氏はそれらの報道が偏向していると話した。
ハッサン・アル・タワディ カタールワールドカップ委員会局長
「マイケル・ガルシアによるレポートの全ての説明は、焦点が我々カタールに向いており、しかもそれは不正確なものであった。
単純な事実として、2018~2022年ワールドカップに入札した全ての国の調査がある。我々は非常にオープンであり、競争相手である他の国から来る調査者を受け入れていた。
我々は自分たちのポジションを見失わず、プロセスを尊重し、問題点を棚上げしなかった。根拠のない告発や主張を終わらせたかったからだ。それにも関わらず、まだ焦点が我々に向いている。私が思うに、そこには明らかにバイアスがかかっている。
最初に入札を行った時から、いつも我々は夏のカタールでワールドカップを開催できると言ってきた。しかし、サッカー連盟が決めるものなら、我々はそれを果たそう。もし冬に開催すると判断するのならばね。
現在の計画では、夏の開催に向けて動いている。我々は変えることもできる。そして、要件を満たすように計画を作り直すことも可能だ」