ついに、このときがきた!

昨秋からQolyでたびたびお伝えしてきた、New Balanceによるサッカー進出の話題。既に選手たちが「N」マーク入りのスパイクを着用し、公然の事実とされてきたアメリカの大手スポーツ用品メーカーによる新展開が本日、ついに正式発表。日本でも都内で記者会見が行われた。

100年以上の歴史を持つ“NB”が、満を持して参入を決めたフットボール市場。発表を行ったニューバランス ジャパンの冨田智夫代表取締役社長、そしてNew Balance本社のアラン・ヘッド上級役員の言葉からは、これまで培ってきた革新的技術とチャレンジ精神などクラフトマンシップを糧に、世界で最も人気のスポーツであるフットボールに打って出るという野心が感じられた。

もちろん、フットボールへの参入はNew Balance全体のグローバル戦略の一部であり、世界的なパフォーマンス・ブランドとしての強化が目的。ただ、リリースでは「プロダクトのデザインをはじめ、プレーヤー中心主義のもと、妥協のない製品づくり、サポートを行います。またプロフェッショナルプレーヤーのみに限らず、フットボールを愛好する全てのプレーヤーをサポートし、フットボール業界に貢献いたします」と、同社の固い決意が表明されている。

日本での発表の数時間前に行われたイギリス・ロンドンでの記者発表、そして国内の会見で、契約クラブ・契約選手が明らかにされている。それがこちら。

サプライヤー契約クラブ

リヴァプール
FCポルト
ストーク・シティ
セビージャ

サガン鳥栖
モンテディオ山形

契約アスリート

アーロン・ラムジー(アーセナル)
アドナン・ヤヌザイ(マンチェスター・ユナイテッド)
ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ)
マルアヌ・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)
サミル・ナスリ(マンチェスター・シティ)
ヘスス・ナバス(マンチェスター・シティ)
フェルナンド(マンチェスター・シティ)
アルバロ・ネグレド(バレンシア)
ニキツァ・イェラヴィッチ(ハル・シティ)
ティム・ケイヒル(上海申花)

小笠原 満男(鹿島アントラーズ)
菊地 直哉(サガン鳥栖)
中島 裕希(モンテディオ山形)
安川 有(大分トリニータ)

クラブは傘下のWarriorが契約していたクラブとともに今回、J1へ復帰したモンテディオ山形との契約を新たに発表。さらに、選手はこれまでQolyでお伝えしてきた世界的なプレーヤーたちに加え、小笠原、菊地、中島、安川の日本人4選手と契約!

スタッフの方などに確認したところ、小笠原や中島らは既に「N」入りのスパイクを練習で着用しているようで、ファンの中には「おっ」と気づいていた方もいたかもしれない(※スパイクに関する発表はもうちょっと先)。

ちなみに、以前お伝えしたようにNew Balanceがサッカー選手と契約したのは今回が初めてではなく、1980年代から90年代にかけてマンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表MF、不屈のキャプテンとして名高いブライアン・ロブソンをサポートしていた。

会見にはサガン鳥栖の竹原稔社長(左)とモンテディオ山形の高橋節社長(右)も出席。それぞれ、New Balanceとの契約に関する喜び、サポートへの感謝、そして今シーズンの意気込みを語っていた(中央が冨田氏とヘッド氏)。

さて、注目はやはり、両脇に立つ鳥栖と山形の新ユニフォームだろう。

こちらはデザインの詳細、両クラブ社長の話などを含め、改めてお伝えしたい。

【追記】 鳥栖の新ユニフォーム記事はこちら

【追々記】 山形の新ユニフォーム記事はこちら

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