日本でも“ベトナムのメッシ"として話題を集め、Jリーグ挑戦も噂されているU-19ベトナム代表のグエン・コン・フオン。最近行われた試合で先発から外されてしまったが、そこには監督の思惑があるようだ。
Vリーグ第4節ハイフォンFCとホアン・アイン・ザライ(HAGL)の試合が21日にハイフォンのホーム、ラックチャイスタジアムで行われ、HAGLは0-1で敗れ3連敗を喫した。
エースのグエン・コン・フオンをスタメンから外したことについて、HAGLのギリアム・グレッチェン監督は以下のように説明した。
「グエン・コン・フオンは最近、コンディションを落としており、普段通りのプレーが出来ないと判断したため、スタメンから外した。マスコミは、彼をスターのように扱っているが、彼はまだプロになったばかりのルーキーに過ぎない。精神的にも未熟で、メディアの過熱した取材は彼のメンタルに大きな影響を及ぼす。スタメンから外したのは、こうしたプレッシャーから彼を守るためだ」
「今日の試合でHAGLは自分たちのプレーをするよう努めたが、経験豊富なハイフォンはそれを許してくれなかった。我々は殆ど得点のチャンスが作れなかった。ハイフォンの10番(元ジャマイカ代表エロル・スティーブンス)のようなストライカーがいれば、状況も変わってくるだろうが・・・。攻撃の形が作れなかったことが、この3試合の主な敗因だ」
「メンバーをいじることはしたくない。我々のチームは若い。今は若手に経験を積ませることが重要だ。大きな期待を背負った中での3連敗で精神的に落ち込んでいるだろうが、1勝すれば、このプレッシャーからも解放されるだろう」
(C) bongda, グエン・コン・フオン
記事提供元: 「「コン・フオンのスタメン外しはマスコミのプレッシャーから彼を守るため」、HAGL監督@Vietam Football」