古くはペレ、ジーコ、近年ではロナウド、ロナウジーニョ、ネイマール...サッカー界の歴史を塗り替える伝説的プレイヤーを数多く生み出してきた王国ブラジルに、新たな怪物が誕生するかもしれない。
前ブラジル代表指揮官で現在グレミオの監督を務める“フェリポン"ことルイス・フェリペ・スコラーリ氏が、同クラブの下部組織に所属する16歳、リンコンをトップチームへと招集し大きな話題となっている模様だ。
“悪魔のテクニック"を持つ、“黒いダイヤ"
リンコン(Lincoln Henrique Oliveira dos Santos)は1998年生まれの16歳。
左利きのメイア(攻撃的MF)で、昨年11月7日、16歳の誕生日にグレミオとプロ契約を結んでいる。
その底知れない才能に惚れ込んだフェリポンはリンコンを“黒いダイヤ"と呼び絶賛。リンコンの流出を恐れ、プロ契約を結ぶまで情報を慎重に管理してきたグレミオの会長ホミウド・ボウザン氏も、
「彼は悪魔のようなテクニックと驚異的な活力、(相手を)死に追いやる左足を持っている。更にとても速く、また、クレバーなんだ」
と、晴れて最上級の評価を与えている。