フットボール発祥の地といえば、「サッカーの母国」としてお馴染みのイギリス。現在はイングランドのプレミアリーグが東アジアを中心に高い人気を誇り、賛否両論はありながらこの年末年始も激しいゲームを繰り広げている。
さて、そのイギリスにおける老舗サッカー番組といえるのが、『Match of the Day』だ。
英国放送協会(BBC)でも最長寿の番組の一つであり、日本のテレビ東京系で1968年から放送されていた伝説のサッカー番組『三菱ダイヤモンド・サッカー』の元になったことでも知られている。
通称『MotD』はその日行われた試合のハイライトを伝える、土曜夜の番組。
プレミアリーグのハイライト放映権は2001年に民間放送局のITVの手に渡ったのだが、ITV制作のハイライト番組はあまり評判が良くなく、結局3年後の2004年に再びBBCの元へ。また、プレミア創設以降日曜の試合が増えたため、BBCへ復帰したタイミングで姉妹番組として日曜夜の『Match of the Day 2 (MotD2)』も誕生している。
番組自体が取り上げられることはあまりないため日本での認知度はそれほど高くないが、そのイントロを聞けば「あっ!」と思う方も多いだろう。今季、2014-15シーズン版のオープニングがこちら。
サッカーファンならおそらく一度は聴いたことのある、このメロディ。
個人的にこのイントロが大好きなため、今回は昨年8月、番組誕生から記念すべき50周年を迎えた名物サッカー番組の歴代オープニングをただひたすら振り返ってみたい。
毎シーズン変わるイントロの映像はいずれも1分足らずで動画の有無による年代の抜けも多いのだが、イングランド・フットボールが紡いできた歴史やそれぞれの時代の“空気"が端々に感じられるはずだ。