動画で見る! アジアカップスターズは第13回目。

バーレーンは実はこの数年エースを務めていたイスマイール・アブドゥラティフを用意していたのですが、21日に発表されたメンバー(Qolyではまだ記事にしていませんが、明日行う予定です)でアジア担当としては嬉しい誤算が。

2007年、そして2011年アジアカップに出場し、2010年ワールドカップ予選プレーオフでもインパクトを見せたナイジェリア出身のFWジェイシー・ジョンが相当久々に招集されていたのです。

これは取り上げなければならないだろうということで、急遽題材を変えて執筆することにしました!

ジェイシー・ジョン・アクワニ・オクーンワンネ

通称”ジェイシー・ジョン”

1985年10月8日生まれ 29歳

2006年にバーレーン代表にデビューした頃は、まるで救世主のように扱われていたストライカー。ナイジェリアの生まれであるが、若くしてバーレーンリーグのアル・アハリで得点を量産し、名門アル・ムハーラフにステップアップ。国内では1試合1ゴールに近いペースで記録を積み重ねた。

アフリカ人らしいパワーとスピードを兼ね備えたストライカーで、豊かなバネを生かしたジャンプ力と豪快なシュートでゴールを陥れる。

2007年アジアカップでは後に政治犯として逮捕されてしまった悲運のエースFWアラー・フバイルとともに2トップを組みプレー。その後はチームの中心選手となり、代表で45試合に出場し、21ゴールを決めてきた。

2008年にはバーレーンの選手としては珍しく欧州へと進出を果たし、ベルギーのムスクロン、トルコのエスキシェヒルスポルに所属。2011年に中東へと戻り、クウェートのアル・ジャフラ、カタールのアル・ハリティヤスでプレーしている。

しかし、代表では2013年1月のガルフカップでプレーした後はほとんど招集されなくなり、チームはイスマイール・アブドゥラティフをワントップとして起用。ジェイシー・ジョンのポジションは完全に失われていた。

しかし、先日行われた2014年ガルフカップの終了後、バーレーンはアドナン・ハマド監督を解任。後任となったマルジャン・イード氏は、おそらく1年以上離れていたはずのジェイシー・ジョンを呼び戻した。

得点力不足に悩んでいるバーレーンとしては、かなり分かりやすい手段である。そして、ジェイシー・ジョンにとっては再び訪れてきた大きなチャンスだ。特に今季彼はカタールリーグで出場機会を失っているため、アジアカップで大活躍して他のチームを見つけたいところだ。

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