12月27日、『Inside』は「リーガ・エスパニョーラのセビージャでスポーツディレクターを務めているモンチ氏は、今季チャンピオンズリーグ出場権を獲得すると自信を見せた」と報じた。

大きな投資があったクラブを除けば、この10年の欧州サッカーで最も成長したと言えるセビージャ。既にリーガの強豪チームとして名を上げ、ヨーロッパリーグでは常に優勝候補となっている。

昨年末にデル・ニド前会長が汚職の罪で有罪判決を受けたため退任するというショッキングな出来事があったものの、チームは変わらず力を発揮し、今季も上位に付けている。

それを支えた存在と言えるのがスポーツディレクターのモンチ氏。現役時代もセビージャで長くプレーし、引退後も的確な補強を行い安定した経営の基盤となった。その腕には高い評価が与えられており、様々なクラブから引き抜きの要請があると言われているが、それについては一貫して否定し続けている。

モンチ セビージャSD

「(2014年について)

デル・ニド会長がクラブを離れるという難しいスタートになった。これはクラブの構造に重要な変化があることを意味していたが、それにもかかわらず進歩を続け、素晴らしい1年になったと思う。

我々は、ここにいる誰もが今日に至るまで想像し得なかったような目標を達成してきた。現在は30ポイントを持っている。このペースであれば、チャンピオンズリーグ出場権を得るには十分だろう。

チャンピオンズリーグに出場するという野心を隠してはならないし、ヨーロッパリーグのカップを勝ち取るために戦おうとしている。ただ、野心をフラストレーションに変えてはならない。自分たちをプレッシャーの下に押し込むのではなく、自らの言葉に注意深くあらなければならない。

(ウナイ・エメリ監督について)

どんな監督もそうであるように、彼も批評されている。しかし、統計を見たならば、そこにウソはない。書かれている数値は非常に良いものだ。順位としても、我々のクラブとしてもね。

ウナイは必要なだけのクオリティをすべて備えている。彼は我々にとって理想的な男だ。

(1月のマーケットについては)

それは監督との会議の後にクリアになるだろう。それらのアイデアは現在のチームを信頼した上で設定される。

(アフリカネイションズカップでエンビアが抜けるが?)

21日、あるいはせいぜい1か月の事だ。それによって我々のプランを変える必要はないと考えている。それは予期していたからだ。彼の不在をカバーするにあたって、チーム内には十分なオプションが備わっているよ」

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