イングランドフットボールを代表するダービーマッチ、マージーサイドダービーをめぐりちょっとした揉め事が起きているようだ。
Council threaten legal action over Saturday evening Mersey derby kick-off time http://t.co/INd78RI9lL #lfc #efc pic.twitter.com/Js3IWvYt7S
— Liverpool Echo (@LivEchonews) 2014, 12月 23
マージーサイドダービーはマージーサイド州を代表する2クラブ、リヴァプールとエヴァートンによるローカルダービー。英国のダービーマッチの中でも多くの退場者を出す激しい試合として知られており、両クラブのサポーターの対立関係も強い。今シーズンの第1戦は9月にアンフィールドで行われており、1-1の引き分けだった。
そんなマージーサイドダービーの第2戦は、現知時間の翌年2月7日(土)にグッディソン・パークで予定されている。問題になっているのは、そのキックオフ時間だ。
この試合は現地時間の午後5時30分キックオフが予定されているのだが、英国『Daily Star』によれば、リヴァプール市議会とリヴァプール警察側がプレミアリーグ側に対してキックオフ時間の変更を求めているという。
危惧されているのは、「キックオフ時間が遅くなることで両チームのサポーターが多量のアルコールを摂取するのではないか」ということだ。こうしたキックオフ時間の変更は、一般的に交通上の問題などを理由に行われる。しかし、両サポーターのアルコール摂取量からくる危険性を第一に考えるあたり、これぞ英国といった感じである。
こういった配慮から、近年のプレミアリーグのダービーマッチは比較的早い時間に行われることが多い。もちろんこれには、忌まわしきフーリガンを取り締まるという強烈な意思があってのこと。
警察側は今回のマージーサイドダービーに向けた報告書をリリースし、その中では安全性の問題から午後1時30分より早くにキックオフするよう述べられている。記事の中では、法的手段に出る可能についても触れられている。
エヴァートン側は今月あたまに警察側からの要請をプレミアリーグ側に通達しており、両クラブは柔軟に対応するという。
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