チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、インテル時代に指導したマリオ・バロテッリとの思い出について語っている。

圧倒的なカリスマ性と類まれな人心掌握術で、これまで数々のスター選手を束ねてきたモウリーニョ監督。そんなモウリーニョ監督でも、とりわけ指導に苦戦したのがバロテッリであるという。

モウリーニョ監督は、バロテッリとのこれまでの出来事について「200ページもの本にできる。それもドラマではなくコメディのね」と話しており、このほど英国『BT Sport』の対談番組の中で、新たなエピソードが明らかになっている。

モウリーニョ監督によれば、インテル時代にバロテッリとミーティングの約束をしていたにもかかわらず、思わず拍子抜けしてしまうような理由ですっぽかされたのだという。当時の様子を聞いてみよう。

ジョゼ・モウリーニョ(チェルシー監督)

「我々にはおかしな問題があったんだ。

私は彼に、打ち合わせのために午後2時にオフィスに来るように言った。そして私が彼に電話した時、彼はすでに日曜日に開催されるF1レースの予選に向けて出発していたよ。

彼はこう言ったさ。『あなたのオフィスでの会議は、いつでもできる。しかし、F1を観戦するのはイタリアでは1年に1度だ』とね。数日が経過して、私は笑うしかなかったよ」

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