現地時間26日、FIFAコカ・コーラ・ワールドランキングの最新版が発表された。

11月のインターナショナルマッチウィークの結果を踏まえアップデートされた今回の発表では、上位陣に目立った変更はなかった。

しかし、EURO2016予選で4連勝を達成したイングランドが13位、同じくスロバキアが21位、ボスニア・ヘルツェゴビナを破るなど好調のイスラエルが32位につけるなど順位を大きく上げたチームも当然ある。

そんな中、歴史的ジャンプアップを見せた意外なチームがあった。北大西洋に浮かぶフェロー諸島である。

人口5万人弱、日本最小の都道府県である香川県より国土面積が小さなフェロー諸島。これまで主要国際トーナメントへの出場経験はなく、2014年W杯予選でも1分9敗と勝ちなしであったが、先日行われたEURO2016予選のギリシャ戦をなんとアウェイで勝利していた。

その時の成績が大きく加算され、フェロー諸島は先月の順位から82位もジャンプアップし105位につけ、ベラルーシやオーストラリア、マケドニアやイラクに肉薄している。

一気に82ランクも順位を上げたフェロー諸島は、現在のところ2014年で最も順位を上げたチームである(8月から9月にかけてグアテマラが記録した77ランクアップを更新)。仮にこのままいけば、“Best Mover of The Yea"にフェロー諸島は輝くことになる。

FIFAランキングといえば先月、EURO2016予選でも快進撃を見せるアイスランドが北欧勢最高位となる28位につけ話題となった。フェロー諸島も同じ北欧のチームであり、2014年は北欧勢にとっても変化のあった1年だったと言えそうである。

ちなみに、アジアでは日本が53位につけアジア最高位を奪取。イラン、韓国、ウズベキスタンがその後を追う状況になっている。

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