南米サッカー連盟(CONMEBOL)は17日、来年チリで開催されるコパ・アメリカのマスコットを発表した。

それがこちらだ。

南米に広く生息し、また、チリで発見されたとのことからクルペオ(赤キツネ)が公式のマスコットに選ばれた。キャラクターの設定は「陽気でカリスマ的な、サッカーを愛する赤キツネ」とのことだ。ちなみにチリ代表の愛称も“赤"である。

近年、日本ではいわゆる「ゆるキャラ」がブームとなる一方で、奈良県が発表した「せんとくん」のように“キモかわいい"デザインも支持を受けている。世界はどちらかというと後者で、各大会ごとに微妙なデザインのマスコットが論争と笑いを呼んできたが、今回のこのキツネも日本人的な感性で言うと「完成度ひくっ!」というか、率直にいって微妙であろう。しかし「ごん狐」に親しみがあるためか、ずっと眺めていると妙な愛着も湧いてくるから不思議である。

ただ発表に際し、対面したチリ代表の選手たちはご満悦のようで、

満面の笑顔で記念撮影を行っている。

彼は現在、名前を募集しており、以下の3候補から決まるようだ。

"Zincha"(シンチャ)

スペイン語でキツネを意味する"Zorro"(ソロ)と、サポーターを意味する"Hincha"(インチャ)の造語。

"Andi"(アンディ)

南米の象徴的な存在であるアンデス山脈から。

"Kul(クル)

赤キツネを意味する"Culpeo"(クルペオ)の"Cul"と、チリの先住民マプーチェの楽器(もしくは文化?)である"Kultrun"の"Kul"から来ているとか。

一般投票により決定することになっているが、コパ・アメリカの公式サイトによると投票はチリからしか受け付けていないという。締め切りは今月28日とのこと。

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