11月18日、『Il Napoli』は「ウェールズ戦で脳震盪を起こしたベルギー代表MFドリース・メルテンスは、一時足の感覚を失っていた」と報じた。
先日行われたウェールズとのEURO2016予選でジョージ・ウィリアムズと接触し、頭部に打撃を受けたメルテンス。失神し、そのままピッチを離れ、病院に運ばれた。
ベルギー代表のドクターを務めているクリス・ヴァン・クロンブルッヘ氏は『Radio CRC』に対して以下のように話し、メルテンスは非常に深刻な状態にあったことを明かした。
クリス・ヴァン・クロンブルッヘ
「メルテンスに起こったことは恐ろしいものだった。ピッチにいる他の選手も重大なものだと感じていた。メルテンスは意識がなく、1分間体を動かすことが出来なかったからだ。
我々はすぐに彼をストレッチャーに乗せ、さらに障害が発生しないように拘束した。彼は衝突の後に麻痺をしており、24時間が経過して正常な状態に戻った。とはいえ、その衝撃は恐ろしいものだった。
メルテンスは、自分の足を動かすことが出来なかったとき、今後のキャリアに恐れを抱いていた。彼は衝撃を受け、今後についての保証を求めていた。重要なのは、彼が今足を使うことが出来ているということだ。彼のキャリアはもはや危険に直面してはいない」