FIFAのゼップ・ブラッター会長は、2018年W杯ロシア大会ではロシアとウクライナを別組にする特別措置を取る意向を明かした。
Impressed with #2018WorldCup preparations, especially upgrades at Luzhniki Stadium, venue of opening & Final matches. pic.twitter.com/D02IBeASMt
— Joseph S Blatter (@SeppBlatter) 2014, 10月 28
2014年W杯が閉幕し3ヶ月が経過した現地時間28日、FIFAのゼップ・ブラッター会長およびジェローム・ヴァルケ事務局長は4年後の開催地ロシアにいた。この日は同大会の公式ロゴが発表される予定となっており、両者はセレモニーに参加していた。
すでに伝えられている通り、ロシアとウクライナは政治的緊張状態にある。この問題はサッカーシーンでもすでに影響が出ており、シャフタール・ドネツクのホームスタジアムであるドンバス・アレーナはすでに複数回の砲撃を受けており、チームのクラブオフィスは武装勢力によって占領。それにともない、チームは今シーズン、西へ1000km移動したリヴィウでホームゲームを戦っている。
そんな両国を本大会では別組にするか問われたブラッター会長は「そうすると確信している」とコメントし、以下のように続けた。
ゼップ・ブラッター(FIFA会長)
「ボイコットから得るものは何もないし、ポジティブな効果を生まない。FIFAはロシアでのW杯開催に全力でサポートするつもりだ。
マスメディアは我々に協力すべきだ。我々はこれまで、こういったことをソチオリンピックで経験した。しかし、大会期間中、あるいは大会後に大会について書かれた悪いことは一切なかった。
あなた方もご存知の通り、ロシアは世界で最も大きな国だ。ロシアには世界中のメディアの注目が集まる。フットボールはロシアを一つにすることはできないが、どんな抗議運動よりも強力であること世界中に示すことはできる」
(ロシアの準備体制について)
「2014年のブラジル大会と比較して、ロシアは準備の点で進んでいるよ」