現地時間21日に行われたUEFAチャンピオンズリーグは、非常に点の入る試合の連続であった。

『BBC』によれば、この日記録された計40得点は1日に8試合が行われた中では最多のものであり、シャフタール・ドネツクのルイス・アドリアーノも1試合5得点というUCL史上2例目の偉業を達成した。まさに、UCLの歴史に残るメモリアルな1日となった。

そんなこの日、世界にその破壊力と完成度の高さを見せつけたのがバイエルン・ミュンヘンである。

敵地オリンピコに乗り込んだバイエルンはこの日、グアルディオラが仕込んだ得意のハイプレッシングでローマのスタイルを封印。あの強豪ローマを相手に5-0のリードで前半を折り返すという離れ業をやってのけ、最終的には7-1という驚愕のスコアで文字通り粉砕したのである。

7-1というスコアをお目にかかる機会はそうあることではない。しかし、我々は大舞台でこのスコアになった例を知っている。そう、2014年W杯の準決勝ブラジル対ドイツである。あのあまりにも衝撃的だった試合からまだ4ヶ月しか経過していないが、これほど短期間のうちにこのレベルで7-1というスコアが2試合も続くことはきわめて稀有なことである。

そんか悲惨な結果となったこの2つの試合だが、ともに1-7の敗戦を経験したという切なすぎる選手が1人だけいる。

ローマに所属するDFで、ブラジルW杯にも参加したマイコンである。

マイコンはこの日ベンチ入りせず試合に出場することはなかったが、ブラジルW杯準決勝でのドイツ戦では先発出場を果たしていた。この試合に出場していないだけに「試合に敗れた」という表現が適切かどうかは分からないが、所属するチームが4ヶ月間の間に2度もこのような大敗を喫すれば、さすがにマイコンの運気が心配になってくるレベルである・・・。

なおこのローマ、UCL第1節および第2節終了後、クラブがYoutubeにフルマッチの試合動画を公開し話題となっていた(現在は利用できない)。しかし、クラブ側もよほどショックだったのだろうか、現在のところ今節の試合は公開されていない。

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