オランダサッカー協会は現地時間3日、FWディルク・カイトが代表チームから引退すると発表した。

1980年7月22日生まれのカイトは現在34歳。ユトレヒトでプロキャリアをスタートさせ、2004-05シーズンにはフェイエノールトで29得点をたたき出し、エールディビジの得点王に輝いた。2006年からはリヴァプールに活躍の場を移し、その献身性から右サイドハーフとしてラファエル・ベニテス監督からも高い評価を得ていた。

そんなカイトのフル代表デビューは2004年9月3日。ワールドカップには2006年大会以降3度出場を果たし、2010年大会では日本代表との試合にも先発出場を果たす。2014年大会ではウイングバックとして起用されるなど個性あるアタッカーがひしめくオランダ代表において、ポリバレントな選手として重宝されていた。

10月のインターナショナルマッチウィークに2016年欧州選手権の予選を戦うオランダ代表。この試合に向けた代表候補メンバー30名の中にカイトは含まれていたが、協会が引退を発表した形だ。

カイトが代表チームで出場した試合数は104。これは同国史上6位のもので、10年間の代表キャリアで24得点を記録した。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手