9月28日、チュニジア1部リーグのCSスファクシャンは公式サイトで「今夏就任したフィリップ・トルシエ監督との契約を双方合意の下で解除した」と発表した。
かつて日本代表監督としてワールドカップでも指揮を執り、ベスト16進出を成し遂げたことで知られるフィリップ・トルシエ氏。昨年中国の深圳紅鑽を退任してフリーになっていたが、7月にスファクシャンと2年契約を結んでいた。
スファクシャンは国内ではエスペランス、クラブ・アフリカン、エトワール・サヘルに次ぐ実績を持つ4番目のクラブで、昨季は2位という好成績を残していた。
しかし、今季のスタートは芳しくなく、これまで5試合を戦って2勝2分け1敗の8位。そして、先日行われたCAFチャンピオンズリーグ準決勝ではコンゴ民主共和国のASヴィータ・クラブにホーム&アウェイともに敗れ、大会を去っている。
退任に至った理由については何も説明はされていないものの、チャンピオンズリーグ敗退直後の話し合いにおいて決定されたということで、成績の不振が一つの理由になったことは間違いないと思われる。
なお、後任については2008年にもチームを率いたガジ・グライリ氏が就任することが決定している。