ギリシャ3部リーグ、ネア・イオニア対イリシアコス戦でのワンシーンが現地で話題になっている。

1点をリードしたネア・イオニアが2点目を奪う絶好のチャンスを迎えるなか…


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相手を止めるべくゴールを飛び出したイリシアコスのGKミハリス・シファキスだったが接触プレーでピッチにうずくまってしまった。こぼれたボールを拾ったネア・イオニアのFWヤニス・フロロスはシファキスの様子を見てガラ空きになったゴールにシュートを打つことはせずに、ゴールラインにボールを出してプレーを止めた。

このフロロスのフェアプレーは話題になり、文化・スポーツ省の副大臣ジョン・アンドリアノス氏のオフィスに招かれて面会まで果たす展開に。

 【左がフロロス、右が副大臣】

アンドリアノス氏はフロロスの行為を讃えるとともに、「これはフットボールやスポーツ界について私たちが伝えたいメッセージです。そして、これがスポーツの本当の意味なのです。競争、フェアプレー、相手を敵ではなくライバル、競争相手として向かい合う。アスリートの倫理(道徳)を伝えることはとても大事なことです。この生きた例はスポーツを間違って捉えている人達に対する最高の反応です」などと語ったという。

なお、試合のほうはネア・イオニアが1-0で勝利している。

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