13日、ロシア・プレミアリーグの第7節が行われ、開幕6連勝で首位を走るゼニト・サンクトペテルブルクは2位ディナモ・モスクワと対戦。
天王山らしくシーソーゲームとなった試合は、89分に伏兵イーゴリ・スモルニコフのゴールで勝ち越したゼニトが3-2で勝利。アンドレ・ヴィラス=ボアス監督率いるチームが開幕7連勝を達成し、ホームで首位をキープ。一方、ディナモ・モスクワはゼニトとの勝ち点差を6へと広げられ、CSKAモスクワ、スパルタク・モスクワと並ぶ暫定2位タイとなっている。
ディナモ・モスクワと言えば、今年のブラジルW杯で活躍したフランス代表MF、マテュー・ヴァルブエナがこの夏電撃移籍したことで知られているが、この試合で先制点を決めたのはそのヴァルブエナ。
18分、味方のバックパスから優しいタッチでシュートを放つと、ボールは美しい弧を描きながらファーサイドのゴールネットへスッポリ。ロシア代表GK、ユーリ・ロディギンがどうすることもできないスーパーゴールであった。ヴァルブエナは今季2点目。
【試合のハイライト】
オウンゴールで1-1の同点に追いついたゼニトは40分、元ロシア代表FWアンドレイ・アルシャヴィンのゴールで勝ち越し。アルシャヴィンは今季、2009年にアーセナルへ移籍する前に着けていた背番号10へ戻ってから初の得点となる。
ゼニトの次戦はミッドウィークの16日。いよいよ始まるCLの初戦で、ポルトガルの三冠王者ベンフィカのホームに乗り込む。