現地時間5日に米国・マイアミでブラジル対コロンビアの親善試合が行われたが、ワールドカップ準々決勝の同カードで腰椎を骨折して以来の代表戦となったネイマールがいきなり魅せた。
0-0で迎えた試合終了間際、ゴール前で得たフリーキックをゴール右隅ぎりぎりいっぱいのところに決める。
「ここしかない」という見事なキック
両国共にワールドカップ後最初の、ブラジルはドゥンガ新体制の初陣となったこの試合。キックオフ前には新チームのキャプテンに任命されたネイマールと、マリオ・ジェペスの代表引退によりゲームキャプテンを務めたカミロ・スニガが“騒動”以来顔を合わせ、抱擁してお互いの健闘を誓い合う場面も。
試合は2人の因縁とワールドカップ準々決勝からの再戦ということもあり、オープンだがカードが飛び交い後半にはコロンビアのクアドラードが2枚目のイエローにより退場する荒れ模様に。そんななかでお互い決定機を生かせずそのまま終了するかに思われたが、ネイマールが役者の違いを見せ付ける恰好となった。
ネイマールの決勝ゴールによりワールドカップと同じく1-0でブラジルが勝利し、ドゥンガ体制の初戦を白星で飾った。一方、再びブラジルに敗れたコロンビアだが1月の負傷によりワールドカップ欠場を余儀なくされた大エースのファルカオが後半途中投入され復帰を果たしている。