ファンは試合を観戦するためにお金を払う。至極当たり前のことなはずだが、その逆にファンにお金をあげちゃうクラブがあるそう。『bt.com』が伝えている。

なんでもノン・リーグに新設されたハル・ユナイテッドAFC(※ハル・シティではない)のオーナーでマネージャーでもあるというジェイミー・ウォルサムさんはチームの初めてのホームゲームに観戦にきた全ての人に2ポンド(およそ343円)をあげる予定だと述べた。

33歳のウォルサムさんは同市には強大なライバルであるハル・シティもあるが、市民の多くが(チケットが)高すぎて手が出ないと感じていることから他の選択肢も提示したかったと語る。

「ハルにいる誰もがハル・シティの成し遂げたことを本当に誇りに思っています。でも、高すぎて手が出ないと感じている多くの人達と話したんです。世界最高のリーグ(プレミアリーグ)にいると価格は許容限度を超えてしまう。

我々にはトップのノン・リーグクラブが必要だとずっと感じてきました。そしてそれが我々のゴールだと。

来てくれた人みんなに2ポンドを提供します。でも、もし来てくれた人達が4,5ポンド(およそ680~860円)を費やすなら、我々はちょっとした儲けができます。 ビール一杯を2ポンドで提供しているし、割引価格の食べ物もあります。それをできる限り手頃なものにしたいんです。

もし500人がやってきたら、私は1000ポンド(およそ17万円)を払うでしょう。時に何かを得る前には自分が与えなくてはならないと感じるからです。

これは他の選択肢を提供するようなものです。インセンティブは下がって?、ちょっと違ったものを見ることです」

“Dene Park”というグランドを購入したウォルサムさんは5年でクラブは安定したノンリーグのチームになることを確信しているそう。その始まりはまずは順調のようで、今季初戦となったアウェイでのヘスル・レンジャーズ戦にハル・ユナイテッドは3-0で勝利したという。

「もし我々が5度の昇格を果たせば、その時はカンファレンス(5部)にいることになります。なので、5年でトップのノン・リーグクラブにしたい。そして、トップのノン・リーグクラブのゴールはリーグ・クラブ(3部4部?)になることだと思っています。最初からそういう視野をもっていなければ、決して成し遂げることはできないでしょう」

大きな野望?を抱くウォルサムさん。まずは最初のホームゲームがどうなるのかが楽しみなところだ。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介