母国開催のワールドカップで6度目の世界一を目指すブラジル。チームを牽引するのはいうまでもなくエースのFWネイマールだ。
セレソン・ブラジレイラの10番はグループリーグの3試合で自らが「決定的な選手」であることを世界中に知らしめているが、試合ごとのネイマールのパフォーマンスを振り返って見よう。
ネイマール VS クロアチア戦
ワールドカップ開幕戦となったクロアチア戦。マルセロのオウンゴールで先制される苦しい展開の中でチームを救ったのはエースの一撃だった。前半のうちに追いつく事ができたのはブラジルにとって非常に大きかったに違いない。
ネイマール VS メキシコ戦
ロンドン五輪の決勝で敗れた相手、それがメキシコ。ネイマール、オスカル、そしてオーバーエイジで参戦したチアゴ・シウヴァなどは非常に悔しい想いを抱えて決戦に挑んだ。結果はスコアレスドローだったが両チームにとって一安心の結果と言える。
ネイマール VS カメルーン戦
引き分け以上でグループリーグ突破が決まるカメルーン戦。王国に最初の歓喜をもたらしたのはやはり10番、ネイマールだった。グループリーグ首位通過をたぐり寄せる2ゴールの爆発はまさにエース。ブラジルの10番がこれほどまでに活躍したワールドカップは近年なかなか見られなかっただけに今後に大きな期待を寄せて良いだろう。