3日、遂に出そろった2014年W杯32カ国の登録メンバー。5月に発表された23-30名の予備登録メンバーから怪我や監督の判断により絞られた23名のメンバー達。しかし、その中に1つの奇妙な一致点がある。

それは各チーム共、長身のストライカーを選ばなかったという事実だ。我らが日本代表もそれまで代表に呼ばれてきたFW豊田陽平(サガン鳥栖、185cm)、ハーフナー・マイク(フィテッセ、194cm)らが落選し「日本はパスサッカーと心中するのか」という意見もあった。しかし、こうした流れはサムライブルーだけではない様だ。以下に落選した主な長身FWを見ていこう。

コートジボワール代表 ラシナ・トラオレ(エヴァートン、203cm)
スペイン代表 フェルナンド・ジョレンテ(ユヴェントス、195cm)
オーストラリア代表 ジョシュア・ケネディ(名古屋グランパス、194cm)
イタリア代表 ルーカ・トーニ(ヴェローナ、193cm)
アルゼンチン代表 フランコ・ディ・サント(ヴェルダー・ブレーメン、193cm)
イングランド代表 アンディ・キャロル(ウェストハム、191cm)
カメルーン代表 モハマドゥ・イドリス(ハノーファー96、191cm)
ブラジル代表 レオアンドロ・ダミアォン(サントス、189cm)
ロシア代表 パヴェル・ポグレブニャク(レディング、183cm)

イドリスはドイツ2部、ポグレブニャクはイングランド・チャンピオンシップ(実質2部)ではあるが二けた得点をあげており、今シーズンのクラブでの出来が悪かったとは言えない。ルーカ・トーニに至ってはセリエAで20得点、ジョレンテも16得点をあげユヴェントスの優勝に貢献した。

デイヴィッド・モイーズ監督時代のマンチェスター・ユナイテッドがクロス84本のリーグ新記録ながら最下位のフラム相手に2-2で引き分けたことで話題となったが、クロス戦術やパワープレーは効率の悪い選択なのだろうか?

答えはブラジルの地で明らかになる。

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