英国『Guardian』は現地時間17日、ボリビアのエボ・モラレス大統領が国内1部リーグに所属するスポルト・ボーイズに加入すると伝えている。

2006年からボリビアの大統領を務め、大のサッカー好きとしても知られるモラレス大統領。反米社会主義を打ち出し、昨年亡くなったベネズエラのチャベス前大統領の盟友としても知られるボリビア政界のドンが、なんとサッカーの世界に挑む。

記事によると交渉はすでに合意にいたっており、背番号は10番。現在54歳のモラレス大統領だがMFとして登録される予定で、デビュー戦は今年8月になるという。

スポルト・ボーイズの会長マリオ・クロネンボールド氏はモラレス大統領について「彼はサッカーが大好きでプレーも上手いんだ」とコメント。過去にはあのディエゴ・マラドーナ主催のチャリティマッチに出場するなどサッカー界でもお馴染みだが、現職の大統領がプロサッカークラブでプレーするというのは前代未聞の出来事であろう。

ちなみに、モラレス大統領のサラリーは月給213ドル(2万1000円)。これはボリビアの最低賃金に相当する額で、お金が目的の契約ではなさそうだ。

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