5月14日、『Telegraph』は「マンチェスター・ユナイテッドを退団するネマニャ・ヴィディッチは、選手たちがライアン・ギグス暫定監督のアプローチに慣れていると話した」と報じた。
失敗のシーズンとなったマンチェスター・ユナイテッド。デイヴィッド・モイーズ前監督を解任し、ライアン・ギグスを暫定監督に据えて終盤戦を戦った。
今季を最後にイタリア・セリエAのインテルへと移籍するDFネマニャ・ヴィディッチは、『Telegraph』に対して「モイーズ前監督のアプローチが悪かったわけではないが・・・」と今シーズンを振り返って話した。
『Telegraph』
ネマニャ・ヴィディッチ
「ライアン・ギグスは、サー・アレックス・ファーガソンと同じ考えを共有しているし、昨年以前のものと同様のアプローチを持っている。選手たちはそちらに慣れているし、より満足しているように関した。
デイヴィッド・モイーズのアプローチが悪かったとは言わないよ。しかし、選手たちは今のシステムの方により満足感を持っている。
解任された者に対してもリスペクトを持たなければいけないし、かつてここにいた者について話しても全く意味はない。彼は達成したいことを達成することができなかったし、誰もが仕事から離れたことを知っているわけだから。
私が言える最高の答えは、彼はプロフェッショナルで、一生懸命に仕事をしようとしていたということだけだ。彼は仕事に集中しており、必死に上手くやろうとしていた。しかし不運にもそれは実現しなかった。我々は皆悲しんでいる。
誰でも悪い時がある。しかし、その場合はもちろん自分自身に質問する。監督に疑問を持つのではなく、自分自身により問いかけた。
それは難しかった。今年タイトルを勝ち取るのは難しいかもしれないと思っていたが、しかしまだトロフィーを手にするために挑戦しようと考えていた。
結局、リーグを勝ち取るチャンスは全くの初期に失われてしまった。そして、カップ戦でも可能性を失ってしまった。
我々はタイトルを巡ってシーズン最後まで戦うことに慣れている。それが過去7年間に渡って起こり、そして今年は初めてそうでないシーズンとなった。これに対処することは困難だった。
そして、我々は自分たちの間で議論をした。他のシーズンよりもずっとね。悪い状況を気にしていたし、改善させるために話をした。それをしなければ、もっと悪くなっていただろう。ドレッシングルームでは、いくつかの厳しい瞬間があった」