5月11日にノリッジ・シティとのプレミアリーグ最終節を戦ったアーセナル。今週土曜日にはハル・シティとのFAカップ決勝を迎え、9年間無冠という状況に終止符を打つチャンスがやってくる。
そんな状況のなか、先日契約が今季限りで満了となるフランス代表DFバカリ・サニャが退団を仄めかす発言を行い、GKウカシュ・ファビアニスキも退団の可能性が示唆されている。
しかしチームを率いるヴェンゲル監督は二人に対しても信頼を失うことなく、決勝戦でも起用することを明らかにした。
『Reuters』
アーセン・ヴェンゲル アーセナル監督
「(サニャが退団を仄めかしているが)
何度も何度も言っているが、話すことは先週と全く同じだ。どう転がるかは彼にかかっており、私はそれに何らかの影響を及ぼすことは出来ない。
(サニャのプレー内容に心配は?)
全くない。何度も何度も言っている。プロフェッショナルは、契約が切れる最後の日までベストを尽くさなければならないものだ。それこそが本当のプロだ。彼の誠実さ、そしてタイトルを取りたいという希望。彼に対する信頼を疑ったことはない。
(ファビアニスキも退団が噂されているが)
答えは全く同じだ。私はそうやって接してきた。サミル・ナスリにも、ロビン・ファン・ペルシーにも、そしてその他の選手にも。退団する、あるいは他のクラブで大きなチャンスがある者たちには。私は常に彼らをプレーさせたし、彼らも当然のようにプレーした。
(ノリッジ戦で復帰したウィルシャーについて?)
彼は今週どうだったかって? 良いよ。一生懸命働いている。今日も再び激しいセッションをこなす。そして彼は進歩する。ノリッジ戦では30分プレーした。それは計画されていたことで、上手く行った。
その質問がワールドカップのことを差しているのであれば、完全にフィットするためには十分な時間が残されていると思う。
(怪我人については?)
ノリッジ戦で出場した全ての選手はプレーが可能だ。オックスレイド・チェンバレン、及びヴェルメーレンに関してはまだ不確実だ。金曜日になれば、もっと状況が判明してくるはずだが」