フランス代表監督を務めているディディエ・デシャン氏は、2014年ワールドカップに望む代表メンバー23名、並びに予備メンバーとなる7名を発表した。

先日今季限りでの現役引退を表明したミカエル・ランドローが本戦のメンバーに入ったことは驚きだろう。彼にとっては大きな喜びとなるはずだ。また昨年台頭した新星アントワーヌ・グリーズマンが23人の中に滑り込んできた。

また7名の予備メンバーはなかなか面白い面子が揃った。モンペリエの若き司令塔レミ・キャベラにサンテティエンヌの最終ラインを支える主将ロイク・ペラン、サウサンプトンで台頭したCMFシュナイデルリン、そしてリヨンのエースに成長したアレクサンドル・ラカゼットと意欲的なリストだ。

なお、ここで外れた主な選手は、ディミトリ・パイェット、アンドレ=ピエール・ジニャック(マルセイユ)、バフェタンビ・ゴミス、ヨアン・グルキュフ(リヨン)、ガエル・クリシ、サミル・ナスリ(マンチェスター・シティ)、エリック・アビダル(モナコ)である。

マンチェスター・シティ勢の落選については以前から示唆されており、ナスリに至っては「ワールドカップはテレビで見るわ」発言が飛び出していたため、驚きとは言えないだろう。もっとも、彼のガールフレンドはそれを受け入れられずにいるようだが。

一方、昨年大病から復活したエリック・アビダルの落選は、精神的な支柱としての存在を考えても驚きと言える。昨年はセンターバックのレギュラーを務めていただけに、本人にとってもショックだろう。


GK:

[1]ウーゴ・ロリス(トッテナム・ホットスパー/ENG)

※[16]ステファヌ・ルフィエ(サンテティエンヌ)

[23]ミカエル・ランドロー(バスティア)

ステーヴ・マンダンダ(マルセイユ)

DF:

[2]マテュー・ドゥビュシ(ニューカッスル・ユナイテッド/ENG)

[3]パトリス・エヴラ(マンチェスター・ユナイテッド/ENG)

[4]ラファエル・ヴァラヌ(レアル・マドリー/ESP)

[5]ママドゥ・サコ(リヴァプール/ENG)

[13]エリャキン・マンガラ(ポルト/POR)

[15]バカリ・サニャ(アーセナル/ENG)

[17]リュカ・ディーニュ(パリ・サンジェルマン)

[21]ローラン・コシェルニ(アーセナル/ENG)

MF:

[5]ムサ・シソコ(ニューカッスル・ユナイテッド/ENG)

[6]ヨアン・キャバイ(パリ・サンジェルマン)

[8]マテュー・ヴァルブエナ(マルセイユ)

[12]リオ・マヴバ(リール)

[14]ブレーズ・マテュイディ(パリ・サンジェルマン)

[19]ポール・ポグバ(ユヴェントス/ITA)

[22]クレマン・グルニエ(リヨン)

FW:

[7]フランク・リベリ(バイエルン・ミュンヘン/GER)

[9]オリヴィエ・ジルー(アーセナル/ENG)

[10]カリム・ベンゼマ(レアル・マドリー/ESP)

[11]アントワーヌ・グリーズマン(レアル・ソシエダ/ESP)

[20]ロイク・レミ(ニューカッスル・ユナイテッド/ENG)


・以下7名予備メンバー

GK:

ステファヌ・ルフィエ(サンテティエンヌ)

DF:

ロイク・ペラン(サンテティエンヌ)

ブノワ・トレムリナス(サンテティエンヌ)

MF:

レミ・キャベラ(モンペリエ)

マクシム・ゴナロン(リヨン)

モーガン・シュナイデルリン(サウサンプトン)

FW:

アレクサンドル・ラカゼット(リヨン)


フランス代表は5月27日にノルウェー代表と、6月1日にパラグアイと、8日ジャマイカ代表とそれぞれ強化試合を行う。

(※5月22日更新)

フランスサッカー連盟は、スティーヴ・マンダンダが骨折したと発表し、同選手の離脱を発表。予備登録メンバーからステファヌ・ルフィエが本登録される見込みだ。

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