4月26日、フランス2部・リーグドゥ第34節の1試合が開催された。そして、オセールを相手に0-3というスコアで快勝したメスが4試合を残して2位以内を確定させ、リーグ・アン昇格を決めた。

序盤から堅い守備で試合をコントロールしたメスは34分、フリーキックからガエタン・ブスマンがゴールを決めて先制。

そのわずか数分後にも、長いボールに飛び出したジャフラ・サコがジャン=シャルル・キャステレットのクリアミスを誘発させ、イェニ・エングバコトの鮮やかなボレーでリードを広げた。

後半は前線に人数をかけてきたオセールの攻めに苦しむ時間帯も長かったものの、80分にカウンターからオセールのGKドノヴァン・レオンを退場させることに成功。

この時点で既に3枚の交代枠を使い切っていたオセールは、左SBでプレーしていたカリム・ジェラビがキーパーを務めることに。この混乱を利用したメスは、その直後にガエタン・ブスマンのクロスからジャフラ・サコが追加点を決め、勝利を決定づけた。

今季、第12節で首位に立ってからは一度もその座を明け渡さなかったメスは、2位ランスとの勝ち点差が10に開くほどの圧倒的な強さを見せた。

リーグ随一といえる組織的なディフェンスに加え、伸び悩んできたFWジャフラ・サコがゴールを量産しブレイク。ケヴィン・ルジュヌやイェニ・エングバコト、ブナ・サールといったウイングも攻守に存在感を見せ、経験があるアーメド・カシやロマン・ロッキがセンターラインを締めた。

得点は50と決して多くはないが、34試合で27失点しか喫しなかった守備の安定感は本物で、それでいてゴールをコンスタントにあげられたのが大きかったと言える。

一方、逆に育成の名門として知られるオセールはこれで3連敗となり、20チーム中17位。3部降格となる18位のイストルとは勝ち点で並び、得失点差で辛うじて残留圏内に留まっている状況にある。

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