4月20日、『朝鮮日報』は「韓国代表FWイ・ドングクは、Kリーグ全選手の年俸公開制度を批判した」と報じた。

先日、各クラブの経営改善のため外国人を含めた全選手について、年俸の推定値を公開するという制度を設けたKリーグ。その発表によれば、韓国人選手の中で最も高い年俸を受け取っているとされたのが全北現代のエース、イ・ドングクであった。

この制度についてのインタビューに答えたイ・ドングクは、自分はそれほど問題はないと言いつつも「後輩たちのことが心配になる」と話した。

朝鮮日報

イ・ドングク

「この制度は、私自身に大きな影響はない。自分はこれまで長い時間選手として生活を送ってきたし、現役で走るのもあと数年間だ。

しかし、後輩たちは違う。クラブの投資が萎縮してしまえば、努力に見合うだけの報酬を受け取れなくなるのではないかと心配になる。多くの報酬を貰おうとすれば、海外に進出していく。良い選手が流出すれば、国内リーグも萎縮していくだろう。

年俸公開制度が上手く行っているかは疑わしい。個人の収入はデリケートな問題だ。年俸を明らかにしたくない人が多いのも事実だ。

プロサッカー連盟の方々は自分たちの年俸を明かすことはないのに、我々は公人だからという理由で公にされている」


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