今月初めにJ1・横浜F・マリノスが獲得オファーを出したとも報じられた元コロンビア代表FWダイロ・モレノ(ミジョナリオス)が、28日に行われた国内リーグ、対パトリオタス戦でハットトリックを達成した。
どれもストライカーらしい得点だが3点目は芸術的。
ファルカオ、ロダジェガらと同じ2005年ワールドユース(現U-20ワールドカップ)のメンバーで早くからその才能を高く評価されてきたモレノ。
2004年暮れに行われたトヨタカップでその年のコパ・リベルタドーレスを制したオンセ・カルダスの一員として来日経験があり、A代表にはこれまで2011年のコパ・アメリカを含む26試合に出場。2007年の南米予選、アルゼンチン戦で殊勲の決勝ゴールを決めるなど南米では広く知られた選手である。元々はMF登録でスピードとテクニックを生かしたチャンスメイカー的な要素が強く、実際、代表でもそのような使われ方をしてきたが、国内リーグで過去3度の得点王に輝いた実績があり、昨シーズン途中に加入したミジョナリオスではここ数年の不調から一転して再びゴールを量産中。今シーズンもここまで13試合10得点と絶好調だ。
ここまで調子が良いとファルカオが怪我からの回復を危惧されているだけに代表復帰の声も上がりそうであるが、Jリーグのファンとしては新たに資金力のある外国クラブが獲得に乗り出さないかと心配になってしまうところだ。モレノとミジョナリオスの契約は夏までとのことだが、果たして噂通りのJ入りはあるのだろうか。
試合はモレノのハットトリックもあり、ミジョナリオスが4-0で快勝している。