3月20日、アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は、クラブ公式サイトのインタビューで「名誉である」と話した。
1996年10月12日のブラックバーン・ローヴァーズ戦で初指揮を執ったヴェンゲル監督。それから17年が経ち、土曜日のチェルシー戦で記念すべき1000試合目の指揮となる。
公式
アーセン・ヴェンゲル アーセナル監督
「『その時間はどこに行ったのか?』と感じるかもしれない。私はまるで昨日この仕事を始めたかのように思っている。とてもこれだけの時間を過ごしてきたとは信じられない。
それはなぜだろうか? いつも次の試合に集中してきたからだ。そして振り返ったときに『思えば遠くに来たものだ』と考える。
しかし、それでもただ一つの関心事は、次の試合についてだ。我々にとっての薬は次の試合があることだ。勝利を手にするという希望がね。着実に歩みを進め、いつしか振り返ってみれば長くなっていた。
これだけの間、この次元のクラブを管理させてもらえたことは、ただただ名誉である。そして、これだけの長い時間クラブを任せてくれた関係者の方々に感謝したい。
誰もが全ての試合から学ぶ。そして勝ったゲームよりも負けたゲームから、多くを学べるものだ。
より深い分析をし、より自分自身に、そして選手に問いかける。通常、高いレベルに上がろうとするときに最も学ぶことが出来る。プレッシャーが掛かる最大のゲームからは、最大の学習が可能だ。才能ある選手に相対し、試合のレベルも高ければね。これは学習の場なのだ。
(これまでの999試合で最高のものは?)
おそらく、2011年のチャンピオンズリーグでのバルセロナ戦か、あるいは初タイトルを取ったエヴァートン戦、どちらかだね。
ただ、次の試合が最も素晴らしいものになることを願っているよ」