ブラジルW杯の開幕まで100日を切り、4年に一度のビッグイベントが刻一刻と近づくなか、Nikeから新しいコンセプトのスパイクが登場した。

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その名も「マジスタ」。

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Nike Magista Obra

名前から想起させる通り、クリエイティブにゲームを組み立てるプレイヤーに、より 優れたフィット感、ボールタッチ、蹴りだしを提供するために設計された「マジスタ」。

Nikeのスポーツ・リサーチ・ラボでの4年間に渡る研究開発と、アンドレス・イニエスタやマリオ・ゲッツェなど世界最高の攻撃的プレイメーカーたちからのフィードバックに基づき、スペースを生みだすことが非常に重要な試合で、創造力に満ちたプレーを行えるように設計された。

見た目からして今までにない要素がぎっしりと詰まっている「マジスタ」だが、その中でも核となっているのが、Nikeのイノベーションであるフライニット・テクノロジーの採用。

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2012年にランニングシューズで初めて採用され、最近ではバスケットボールシューズにも用いられるようになったフライニット。特別な糸で機能的なアッパーを編み上げることで、まるで靴下のような履き心地が生まれ、足とボールとの距離を縮めることによりボールタッチとコントロールの向上を実現している。

ただ、それだけではサッカースパイクとして耐久性や耐水性に欠けるため、「ハイパーヴェノム」に使用されているナイキスキンを融合。

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スキンはフライニットの上に0.1mm未満という薄さで重ねられており、これとオール・コンディションズ・コントロール(ACC)テクノロジーにより、水分がニットに溶け込んでスパイク内に染み込むのを防ぐようだ。さらに、ボールとの摩擦を高めるため、深めの凹凸をつけた3D構造も採用している。

また、足首まで覆われたミッドカット(ハイカットに近い)である点も「マジスタ」の大きな特徴。

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このダイナミック・フィット・カラーについて、スポーツ・パフォーマンス・フットウェアを担当するNikeのフィル・マッカートニー副社長は「手袋をするような感じです。手袋は手の真ん中ではなく手首まで入れますよね。体の自然な動きを妨げないように、そのようなつなぎの部分が必要なのです。ミッドカットにすることで、足、足首、下腿が一体となって機能し、自然な動きが強調されます」とコメントしている。

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軽量のナイロンプレートとペバックス素材を一体化したFGソール。アウトソールの特徴としてはアジリティ系の「ハイパーヴェノム」に近いと言える。

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「このスパイクのフィットはとても独特で、履いていてもそこに意識が行きません(スパイクを履いていないかのような感覚です)。直感的に、より自信を持って、必要な動きをすることができます」と語るのは、開発から協力してきたイニエスタ。

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「マジスタ」は「CTR360」シリーズの後継に当たるため、同シリーズを愛用してきたブラジル代表のチアゴ・シウヴァやダヴィド・ルイスなどもこちらへ移ることになる。

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「マーキュリアル」シリーズを履いていたゲッツェも「マジスタ」へ。

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芝用の「マジスタ オブラ FG」は従来のエリートモデルに当たることもあり、価格は39,000円(税抜)と高め。

4月29日からNike.comで予約注文の受付を開始し、5月22日よりNike.comやナイキ原宿などで発売される。

 

なお、より一般的なモデルとして、フライニットではなく人工皮革とナイキスキンを組み合わせたローカットの「マジスタ」も登場。

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Nike Magista Opus

スポーツショップで主に展開されるのはこちら。

トップモデルは「マジスタ オーパス」で、ハードグラウンド向けのHG-Eソールを採用した「マジスタ オーパス HG-E」の価格は19,000円(税抜)となっている。(※商品名を修正しました)


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