11日に始まったコパ・リベルタドーレスのグループリーグは13日に第1節6試合が行われ、元ブラジル代表“皇帝”アドリアーノが約2年ぶりにピッチへ戻ってきた。
チームの練習には昨年12月から参加していたものの長いブランクを懸念され、グループリーグが開幕した11日にアトレチコ・パラナエンセと正式契約を結んだばかりのアドリアーノ。この日行われたホームでの初戦、ボリビアのザ・ストロンゲスト戦にいきなりベンチ入りを果たすと、1-0で迎えた86分に投入され4分とロスタイムをプレー。そのまま1-0の勝利をピッチ上で迎えた。
異次元のフィジカル、破壊的な左足でかつてはロナウド、ロナウジーニョ、カカとともに“カルテット・マジコ”(魔法の4人組)の1人に数えられ、“皇帝”の愛称を与えられたアドリアーノ。しかし近年、素行不良やコンディション問題などが重なって2012年末以降無所属の状態が続き、この試合が実に2年と1ヶ月ぶりの実戦となった。そのふっくらした体型を見るとまだまだ完全復活には時間を要しそうであるが、なんとか再び元気に活躍する姿を見せてほしいものだ。
その他、ウニベルシダ・デ・チレ(チリ)がデフェンソール(ウルグアイ)に1-0、エメレク(エクアドル)はボリーバル(ボリビア)に2-0、アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)がニューウェルス(アルゼンチン)に1-0とそれぞれホームで勝利。ラヌース(アルゼンチン)はオイギンス(チリ)に0-0で引き分け、唯一グレミオ(ブラジル)がアウェイでナシオナル(ウルグアイ)を0-1で下している。
32チームが8グループに分かれて総当たり6試合を戦うリベルタドーレスのグループリーグは、これから毎週火-木曜に順次行われ、上位2チーム計16チームが決勝トーナメントへ進出する。
アトレチコ・パラナエンセ - ザ・ストロンゲスト
ウニベルシダ・デ・チレ - デフェンソール
エメレク - ボリーバル
アトレティコ・ナシオナル - ニューウェルス
ラヌース - オイギンス
ナシオナル - グレミオ