2月11日、ACミランは公式サイトにアデル・ターラブのインタビューを掲載した。
今冬QPRから6ヶ月のレンタルでミランにやってきたモロッコ代表MFアデル・ターラブ。先週末のナポリ戦で早くもデビューを飾ると、7分に先制ゴールを決める活躍を見せた。
チームはその後3点を奪われて敗戦したものの、ターラブの鮮やかなゴールは高い評価を受けている。
ミランチャンネルの取材を受けたアデル・ターラブは、トップ下での起用を希望すると明かしたほか、同じ英語を話せるバロテッリと散歩に行ったとも話した。
公式
アデル・ターラブ
「衝撃的な感じだ。ここにいることも夢のようだし、デビュー戦で得点できたこともね。ただ、この瞬間が多くの成功のうちの一つとなってほしいね。
(ベストゴールは?)
ナポリに対してのゴールは最も重要だ。ミランのためのものだからね。
オレはジダンを見て育った男だ。彼は多くの象徴的なゴールを決めているが、オレの得点がそれと比較されているのはとても嬉しい。
最初、セードルフ監督は『練習を三回見せてくれ』と言った。しかし、その後彼はオレの能力に対して信頼すると話してくれた。
オレは何がやれるかということを示した。しかしまだ4ヶ月ある。ミランのために役立つ男なのか、それを示すための期間がね。
ここに長い間残りたい。ファンはナポリ戦のようなプレーを期待するだろうね。オレはそれに挑戦する準備が出来ている。
(どこでプレーしたい?)
ストライカーの後ろの中央、トップ下が良いね。オレにはディフェンスを支援できるエネルギーがあるからね。
(バロテッリの涙については?)
オレは見ていないんだ。チームメイトは『マリオが叫んだ』と話していたけどね。理由は知らないよ。しかし、困難な時期を過ごした上に、彼の娘がナポリにいて、彼女のために得点したかったんだろうと思うよ。感情的な問題だからね。我々は彼の側にいてやる必要があるし、我々は彼の力を必要としている。
マリオはオレと同じく英語が話せるからね。ドレッシングルームではとても助けになっている。
イングランドでは、試合の前に散歩に出かける習慣がある。オレは彼に『散歩に行きたいのなら一緒にどうだ』とメッセージを送った。マリオは『それは素晴らしいことだね』と言って、監督からの許可が出るのを待っていたね。我々は見つからないように裏から外出したよ。
(フラムではあまり重用されていなかったが?)
こことは違うからね。試合はよりディフェンシブになる。リヴァプールやマンチェスター・ユナイテッドのようなチームに対しては、監督は我々に多くのリスクを冒すなと指示をしていたから。
しかし、オレは今は自分が好きなクラブにいて、重要な選手たちと共にいる。かつて10番を付けていて、攻撃性の高い監督がいる。それが理由だと思うね。
デビュー戦は興奮した。オレのヒーローの一人であるマラドーナがいたスタジアムだからね。同じピッチに立てたことに大きな意味があったんだ。
サン・シーロという偉大なスタジアムでやるボローニャ戦も、アトレティコ・マドリーとの試合も同じだろうね。
歴史的な出来事さ。いつもテレビで見るだけだったチャンピオンズリーグだからね。初めてそこでプレーできるわけだから。オレは全てを忘れてミランに全てを尽くすつもりだ」