2月7日、スーパースポーツ・ドットコムは「かつてカメルーン代表選手として活躍したフランソワ・オマン=ビイク氏が、母国のGL敗退を予想した」と報じた。
フランソワ・オマン=ビイク氏は1966年生まれの47歳。1990年、1994年、1998年とワールドカップ3大会に出場した名ストライカーであり、2度のアフリカ最優秀選手賞を受賞していることで知られている。
2010年から2年間はカメルーン代表のアシスタントコーチを務めていた経験を持ち、現在はガボン1部リーグのUSビタンを率いている。
スーパースポーツ・ドットコム
フランソワ・オマン=ビイク
「私の意見であるが、カメルーンは一次ラウンドを突破することは出来ないだろう。たとえ高い質の選手がいたとしても、ユニットとしてプレーしていない。皆が自分自身をスター選手だと信じているようではね。ホームのブラジルに勝つのはとても難しい。そして、クロアチアとメキシコ戦も同じようなものだ。
今の選手は、確かに良い。しかし、アグレッシブではない。国のために100%の力を尽くそうとはしていない。むしろ、クラブのために戦っている。それが二次ラウンドに進むことが難しい理由だ。
選手たちのメンタリティを変えなければならないんだ。彼らのほとんどが、周りの人々よりも裕福だ。国のためという心を持ってプレーすることの重要性を理解していない。
サミュエル・エトーは良い選手だ。しかし、良いリーダーではないと思う。リーダーとは、ピッチ内外を問わずその振る舞いによって定義されるものだ。エトーがリーダーたり得るのは得点を決めたときだけ。その他の時は全く値しない。私は、彼はキャプテンにふさわしい人物ではないと思うね。
政府とサッカー連盟も全く献身的でない。だから、彼らは私のような元代表選手を評価していないんだ。
私は家族に話したよ。『死んだときだけ有名になるのはごめんだ』とね。彼らは死ななければ我々のことを話さない。生きていたら、どこにいるかすら気にしてはくれないんだよ。
カメルーン代表チームの問題は、選手たちがそのような連盟の管理の下にあって、ワールドカップを経験した人々が助言をしようにも難しい状況になっていることだよ」