2月2日、フォックススポーツは「ウエスタンシドニー・ワンダラーズの売却に向け、2月15日に最終的な決定が行われる」と報じた。
2012年に創設された、Aリーグで最も新しいクラブであるウエスタンシドニー・ワンダラーズ。これまで1年以上の間オーストラリアサッカー連盟がオーナーを務めていたことでも知られているが、この度ようやく第三者への売却が行われる見込みとなった。
新たなオーナーとなる可能性が高いと言われているのは、プリモ・スモールグッズ(シドニーに本部を構える食肉関連会社)の会長ポール・リドラー氏、パーテック(オーストラリアの建設会社)の創業者ピーター・ダンカン氏、そしてフィリピン系中国人実業家のジェファーソン・チェン氏等からなる団体であるという。
その中心となるジェファーソン・チェン氏はサッカー界に多くの資金を投入してきたビジネスマン。元オーストラリア代表GKジム・フレイザーが経営するサッカースクールのディレクターを務めているほか、彼の息子はフィリピンU-19代表のGKであるという。
交渉は既に原則的な合意に達しているとのことで、15日の会談で最終的な承認を得て、オーストラリアサッカー連盟会長のフランク・ローウィが契約書にサインすれば、売却は正式に決定される。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ