1月24日、ロイター通信は「EURO2016予選において、グルジアとロシアが同組に入れることが許可された」と報じた。
グルジアとロシアは2008年8月、領有権を争っている南オセチア地域で紛争を起こしており、その後全ての大会においてお互いの代表チームが対戦しないように抽選が行われていた。
しかし今回、グルジアサッカー協会とロシアサッカー協会が話し合いの上、同グループで戦うことに合意したとのことで、6年近くに及んだ断絶がようやく解消されることになった。
ロイター
ミシェル・プラティニ UEFA会長
「私はとても嬉しい。ロシアとグルジアが同じグループで戦うことが出来ると言ってくれたことはね。
政治的な議論については政府の間で行われることなので、私はどのような内容だったのかは分からない。我々はサッカー協会と連絡を取っただけだからね」
なお、一方で今回UEFA加盟が認められてから初の参加となるジブラルタルについては、領有権を主張し強く抗議を行ってきたスペインとの対戦を避けて抽選される。
また、ナゴルノ・カラバフ自治州の領有権を巡って争いが続いているアルメニアとアゼルバイジャンについても、抽選では同グループにならないように配慮される。