“The Special One”、“The Happy One”、“The Transparent One”など、様々な愛称をもつジョゼ・モウリーニョ監督に、また新たな称号が加わった。
今週末に行われるプレミアリーグの第22節、チェルシー対マンチェスター・ユナイテッド戦の前日記者会見に出席したモウリーニョ監督。難敵との大一番を前に険しい表情を見せると思われたモウリーニョ監督だったが、会見で覗かせたその優しい表情が話題となっている。
モウリーニョ監督と握手するのは、英国の民間放送局『ITV』のリポーター、ラグス・マーテル氏。
実はこのマーテル氏、がん治療から回復したばかり。この記者会見が復帰後初のチェルシー取材ということもあり、モウリーニョ監督から直々に祝福を受けたという。
「もうすっかり良いの?」、モウリーニョ監督がそう尋ねると、マーテル氏は「バッチリだよ」と返答。マーテル氏はさらに「チェルシーに復帰されて良かったです」と声をかけている。
今回の一件を受け、英国メディア『Independent』ではモウリーニョ監督を“The Compassionate One(情け深い男)”と表現。この様子をおさめたマーテル氏のInstagramアカウントには、1000件近い「いいね!」がついている。
モウリーニョ監督といえば、その賛否を生む発言からメディアの標的となることも多いが、この記者会見で見せた表情は、彼の真の人柄を示すものに違いない。