2014/1/14 - オマーン・ロイヤル・ポリス・スタジアム

クウェートU-22 0-0 日本U-22

点の取り合いとなったイラン戦から中一日、クウェートとのGL第二節は逆にお互い点を入れることが出来ず、スコアレスドローに。日本は開幕から2連続引き分けとなり、GLを自力突破するためには最終節での勝利が必須となった。

前半はかなり苦しい展開だった。イランと比べるとクウェートはロングボールを多用しては来ず、前線のフィジカルも落ちるため、2日前よりはボールを回すことは出来た。しかし、相手はボランチとセンターバックで堅く中央を閉じており、パスは回ってもゴールの正面に全く入れない。攻めているようで攻めていない状況であった。

逆にクウェートは、早いチェックでセカンドボールを拾ってからのサイドを狙った攻撃、特に右サイドのアル・ハジリがオーバーラップを多用し、スペースを利用して再三クロスを放り込み、チャンスを生み出した。

しかし、日本は苦しい展開の中で失点を防ぐことに成功する。前半の間に2回、セットプレーからハーリド・イブラヒムのヘディング、そして自陣ペナルティエリアで鈴木武蔵の手にボールが当たるという決定的なピンチを迎えたが、前者は櫛引が至近距離で触り、後者は審判がハンドを取らなかったことで難を逃れた。

そして後半の中頃になると、クウェートの押し上げのスピードが目に見えて減少したことで、日本代表はようやくセカンドボールを支配できるようになり、攻撃のチャンスが生まれ始める。よりゴールに近い位置でのプレーが増加し、得点の可能性を感じるようになっていった。

だが、日本はその時間帯でゴールを奪うことは出来ず、最終的にはスコアレスドローという形で試合を終えることになった。

なお、グループのもう一つの試合であるイランとオーストラリアのゲームは既に0-1で終了。日本が最終節で対戦するオーストラリアは開幕2連勝で既にグループ首位を決めている。

日本はオーストラリアに勝利すれば2位が決定、引き分けた場合は他会場の結果次第となる。

【試合ハイライト】

 

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介