開幕まであと150日となった2014年W杯。

第20回目となる今大会は王国ブラジルで開催される予定で、20大会連続で出場しているのも唯一ブラジルだけである。

そんなサッカー王国ブラジルにちなんだ「VISAカード」の新しいCMがおもしろいと話題になっている。

舞台はブラジルのとある理髪店。

白髪交じりのお客さんが会計にクレジットカードを差し出すと、そこには見覚えある名前が。 パオロ・ロッシ

パ、パオロ・ロッシ・・・?

パオロ・ロッシといえば1982年W杯で、あの黄金のカルテット擁するブラジル代表相手にハットトリックを決め、優勝候補ブラジルを葬り去った元イタリア代表の伝説的なストライカーである。

ブラジルではパオロ・ロッシの名前は未だにタブーとされており、昨年行われたコンフェデレーションズカップでもイタリア代表は大きなブーイングを受けていた(直接的な関係があるかは不明)。

「そんな憎きストライカーも歓迎できるほど、VISAカードは普遍的な存在である」ということを訴えるためのCMなのであった。

ちなみにパオロ・ロッシの後には1998年W杯の決勝戦で、ブラジル代表から2得点を奪ったジネディーヌ・ジダンも来店する、というオチである。まさに、ブラジル国民にとっては“トラウマ”の連続というしかない。

ジネディーヌ・ジダン


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