1986年3月に企業と一部選手の対立により発生した全日空横浜サッカークラブのボイコット事件を受け、企業に依存しない地域密着型のクラブを標榜して同年9月、現在ジェフ千葉の強化担当部長を務める唐井直氏らによって創設されたY.S.C.C.(Yokohama Sports & Culture Club)。

当時は「横浜サッカー&カルチャークラブ」という名称であったが、2002年のNPO法人化を期に「横浜スポーツ&カルチャークラブ」へ改称。スポーツ、とりわけサッカーを愛する人なら誰でも入会できる総合型地域スポーツクラブとして、横浜市中区及びに横浜市南部を中心に活動を行っている。

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エンブレムは現在も「Yokohama Soccer & Culture Club」。

テニスやバスケットボール、バドミントンなど様々なスポーツを展開しているほか、「カルチャー」とある通り文化的な活動にも力を入れているが、メインとなるのはやはりサッカー。充実した下部組織に加え女子チームにフットサルチーム、さらにはミドル・シニアチームと様々なカテゴリーを持っており、その頂点に位置するトップチームが2014年、新たに創設されたJ3へ「横浜第3のJクラブ」として参戦する。(過去2シーズンのJFLでの成績は6位と12位)

なお、Jリーグでは地域名を入れる必要があるため、横浜FCと区別がしやすいよう呼称は「Y.S.C.C.横浜」に。横浜が二つ入ったユニークな表記となった。

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Y.S.C.C. 2014 Svolme Home

Y.S.C.C.は12月31日の大晦日、J3を戦う2014シーズンに向けた新ユニフォームを発表。

サプライヤーは前年同様スボルメで、港ヨコハマをイメージした爽やかなサックスブルーをベースに、1986年から純粋な揺るぎない信念を貫く姿勢を表した白のストライプ柄を採用。また、エンブレムにもあるオレンジを使い、海から昇る太陽やクラブの本部がある本牧ふ頭の夜のライトイルミネーションを表現している。

右袖のJリーグマークはJ3マーク(下)へ変更されるとのこと。

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