「声を出さないサポーターは、果たしてサポーターなのか?」
そんな疑問を投げかけているような気がしないでもない面白企画が先日ブラジルで行われた。
11月27日に行われたコパ・ド・ブラジルの決勝第2戦、フラメンゴ対アトレチコ・パラナエンセでのこと(第1戦の結果は1-1)。密室に集められた5人のフラメンゴサポーターには、「試合終了まで一言も発しなければ5万ドル(※1人1万ドル)」というミッションがかせられた。
フラメンゴと言えば、ブラジルで最も人気のあるクラブ。テレビの前に置かれた大金をモチベーションに変えながら、我慢に我慢を重ねた彼らであったが・・・。
88分、ブラジル代表歴もあるMFエリアスのゴールで先制し、見事に喜びが爆発。
フラメンゴはその後さらに1点を追加し、2009年のカンピオナート・ブラジレイロ以来となる大きなタイトルを獲得。サポーターたちにとっては残念ながら賞金は逃したものの、“プライスレス”なものを手にした試合となった。